キャベツ畑でつかまえて

観劇の長い感想と記録を残すブログです

舞台キングダム観劇感想

舞台キングダムを観てきた。

2月13日マチネ

2月24日ソワレ


面白かった!!!
とにかく少! 年! 漫! 画! って感じの、今まで帝劇で観たことのないタイプの舞台。それがまた新鮮で良かった。


三浦くんも高野くん牧島くんも歌える人なの知ってるので、「このメンツで歌わないのか」とちょっと残念だったのだけど。歌とダンスの代わりにとにかくアクション! アクション! の連続で演目としてはこれが大正解でした。
まあね、「小西昌文君による秦の歴史と大王の歌」は聴きたかったけどね…… 有澤壁の歌う「漂はすごかった」ソングとか聴きたかったけどね!
ミュージカル版キングダムをやる時はそこんとこよろしくお願いします。
(存在しない)(でも、ダムステとダムミュとか言えばいいと思うの)

 

ザ・山口祐一郎な王騎将軍はじめキャスティングが大成功だったのと、脚本がすごく良かった!
原作未読なのですが(1巻で生首登場してて挫折した)既読の友人によると紫夏のエピソードは本来もっと後だそうで。おかげで嬴政が深掘りされたし、観劇側としても緩急がついてよかったです。さすが藤沢文翁さん。期待してた!

演出も、殺陣もほんと格好よくてワクワクしたし楽しかった…… 2回観て、最後のポーズが違ったけどあれ組み合わせによるのかな。それとも日替わり?

このキャストが良かったし、違うキャストでも観たいし、再演して欲しいしいろんな人が観られるように配信とか放送とかして欲しいな😊

関係ないけど帝劇建て替え期間に帝劇歴代公演をTOHOシネマズで上映しないかなってずっと思ってるのですが。シネマ帝劇。
ラインナップの一つにキングダム、良くない? むしろそのために企画されたのかなってくらいじゃない?
期待してるのでよろしくお願いします!

禺伝を観た人向け刀ステで何が起こっているのか問題

WARNING
この記事は、刀剣乱舞ミリしらで舞台刀剣乱舞 禺伝~矛盾源氏物語~を観て、「なんぞ??」となった人向けに書いています。
!!!禺伝のネタバレを含みます!!!
そのつもりでご覧ください。

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ネタバレ過去ログ(陰陽師の話)

最近のあれこれでfusetterに書いてたことサルベージしとこうかなぁ……
と思ったのですが、大したことは書いてなかった。

無かったけど、ちょっと熱意があるのは記録しとこうと思います。

2021年年始に日生劇場で上演した、INSPIRE陰陽師というトンチキ舞台の思い出です。
推し出演作だからツッコミは控えめにしようと思ってたはずだけと、それでも1000字くらいあった。買ったまま再生してない円盤を観たら、また感想変わるかしらね。エリザの配信終わったら観ようかな。

以下、伏せ字を開いた中身です。

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ミュージカルキングアーサー観劇感想(その2)

キングアーサー(2回目)を観てきた。
初回は脳内「?????」で埋め尽くされてた謎展開も、ツッコミが一通り終わった状態で観るとキャストの良さな細かな演出が見えて良い。チケット2枚取っててよかったー!!!

できればWキャストはなるべく制覇したかったけど、スケジュールその他もろもろの事情でメレアガン以外は前回と同キャストに。1月の観劇予定つまりすぎなんよ。


キャストボードが移動してグッズ売り場の手前になってました。最初気付かなくて素通りしちゃったけど、確かにこの方が動線良かったと思います。

まぁ物語を理解した上で観てもやっぱり、ユーサー・ドクズ・ペンドラゴンへの果てしないツッコミは免れないけど。
マーリン、「ユーサー王は心から愛しておられた」じゃないんだわ。愛を主張すればストーカー行為や性犯罪が情状酌量される時代は20世紀と一緒に終わったんだわ。まあでもマーリンは人間じゃないらしいので、その辺の機微が分からないのでしょう。

モルガンもさ、復讐をするならユーサー王の悪事を告発し広く知らしめて、「その息子であるアーサーはブリテンの王に相応しくない、最強の騎士メレアガンこそ王に相応しい」とか言えばよくない?
マーリンはユーサーの息子を王にできなくてしょんぼりだし、アーサーは好きなグィネビアと結婚できなくてしょんぼりだし、ユーサーの名誉は地に落ちるし、メレアガンは王になれてハッピーだし、万事解決だよ? 復讐するならもっと確実に! 相手を間違えないで!


それはさておき。
加藤メレアガンは「王冠に付随する女」としてグィネヴィアをみてたけど、伊礼メレアガンはいちおうグィネヴィアのこと好きだったんだなってちょっと思った。加藤メレアガンは伯爵から「おれの娘どうよ」って言われて特に興味もないけどそろそろ適齢期だからオッケーしたし、伊礼メレアガンはなんかの時に見かけたまゆこちゃんに一目惚れして「あの娘をおれにくれよ」って伯爵に持ちかけた感じ。

平たく言うとわりと気持ち悪かった(褒めてます)

 

こういう演目はキャストが変わると役の印象も変わるし、やはり2回観てよかった。そしてやっぱりWキャスト制覇したかったです…(だから1月は詰まりすぎなんよ!)

 

ミュージカル「ファーストデート」観劇感想

シアタークリエでミュージカル「ファーストデート」を観てきた。

100分間のノンストップコメディといううたい文句に相違なく、明るく楽しくちょっとホロッとするラブコメ。月曜夜の仕事帰りに観ても次の日に影響せず、気楽に観にいける珍しいミュージカルだった。
それだけに、開演時間が18:00なのは本当に惜しかった。平日18:00に劇場に着けるのは基本的に観劇ガチ勢なので。

いまの平日ソワレ18:00回に間に合ってる社会人、だいたい
・定時が17:00~17:30(レアケース)
・フレックスや自由業(最近増えたけどレア)
・午後半休や時間休をとって早退

の、どれかだよね。かなりちゃんと計画して予定を調整してる人しか行けない。
そりゃ平日ソワレ売れないよ。その時間に劇場まで行ける人の母数が少ないもの。

何らかの時間制限があって18時開演しか選べない時はともかく(M! とかサイゴンとかね!)こういう100分間で終わる演目の時くらい開演時間を遅くしてみて欲しかった。
制作側がどういう顧客層を想定してたか分からないけど、「学生~卒業して数年の若い世代の、あんまりミュージカル慣れしてない人たち」に観て欲しくない?
せっかくU25割引があるのに、微妙な使いにくさでもったいなかった。もっと幅広い層に観てもらいたかったね……
それとも、もろもろ加味しても18:00開演19:40終演が売れると思ったのかな。まぁ、観劇後ご飯食べても21時前なのは体力面で楽でしたが。

 

さて中身の話。
婚約者に振られたアーロン(村井良大)とロクデナシにひっかかりがちなケイシー(桜井玲香)がブラインドデートで出会って、初めは好みのタイプとまるで違う…… と思いつつ惹かれ合うわりと王道な話。二人の心のツッコミや、規範意識、「こうなはず」という思い込みが親友や姉、元カノの姿で現れ、その掛け合いがコントみたいで楽しい。まあ「急いでパートナーを見つけなきゃ!」みたいな空気がプロムのある国は大変ね……と思ったけれど(消費期限が云々と言いだした時は、ちょっとびっくりした。最近そういう、恋愛に年齢制限があるような言い回し聞かなくなってたので…… そういうところ、ラブコメは時代の変化によってあっという間に古臭くなりそう)

ショーアップされたシーンが多く、出会ったばかりの二人があたふたしながら一歩踏み出そうとする姿はたいへん可愛らしかった。特に村井くんの物慣れない青年っぽさは板についてて動いてるだけで笑えるw
脇を固めるキャスト特に女性陣が手堅く、かわいく、楽しかった。

あとレジー、推しのミュコンで「緊急事態」だけ聞いたことあったんだけど、本当にそれだけの曲で笑ったwww
たまにはこういう気楽なミュージカルを観るのも楽しいですね😊

ミュージカル「キング・アーサー」観劇感想

ミュージカル キングアーサーを観てきた。


キャストボードは1階ロビー奥に、トイレ列(めちゃくちゃ並んでた)をかき分けていくと、あります。「キャストボードはこちら」って案内もあって親切。

有名なアーサー王伝説をミュージカル化したもので、1789やCASANOVAの音楽を手がけたドーヴ・アチア脚本・歌詞・音楽の作品。たまちゃぴプレお披露目公演だった月組アーサー王伝説」と同じものだけど、元がフレンチミュージカルなので相当変更してるのでは?
韓国で人気ミュージカルで、演出オ・ルピナ氏を招いた日本版とのこと。

何しろドーヴ・アチアなので歌がどれも格好良く、メレアガンの復讐ソングやアーサー決意の歌のほか、マーリン、モルガンはじめメインキャストのソロはどれも印象的。
また、ダンスシーンも多く、狼・鹿・レイアというトートダンサー的な無言の役もあり、迫力があって良かった。特にレイアはモルガンの分身のようなものすごいダンスで、演じてる方のお名前検索した。碓井菜央さんだそうです。

キャストはみんな似合ってて、思いがけない運命に翻弄されつつそれを受けとめ成長していくアーサーはさすがの浦井くんだし、恋に落ちるまゆこちゃんは最高に可愛かった。
アルプスよりも高いプライドを折られて恨みを募らせるメレアガン和樹くんはじっとりと湿度たっぷりの歌で最高だったし(和樹くんは情の人だよね……)0番で歌い踊るとうこさんも最高、とうこさんと和樹のデュエット感謝しかない。
禅さんマーリンが思ったより可愛いタイプで東山ケイ卿とのコンビは良いコメディリリーフだった。可愛い禅さんと格好いい禅さんと怪しい禅さん全部だった。
ランスロット平間くんはキラッキラしてたし、幕が開いた瞬間から「これはさぞかし名のある人!」と思った緑のマントがガウェイン卿で、鬼滅の刃etc.で主演されてる小林亮太くんだった。初めましてお名前覚えたよ!

アンサンブル含めて男性だらけで色んなキャラが出てくるし、ショーアップされた曲ばかりで盛り上がるし楽しいし、「こういうの絶対宝塚でやるやつじゃん!」って感じ(もうやったよ!)

映像の演出が美しくて、相当後方席だったけど、壁一面に広がる森が見えて良かった。鳥さんの演出とか好きだったな。

総じて、楽しい音楽と迫力のダンスとキャストの魅力、あと衣裳とか舞台の美しさで脚本の「?」を押し流していくミュージカル。皆さん素晴らしかったのでだいたい押し流されたしもう一回観に行くの楽しみだけど、冷静に思い返すと謎が深まるので、まぁ人を選ぶタイプではあると思う。

「こういうものだ」と分かっていれば楽しめるほうなので(私は)、次の観劇が楽しみです。


上手バルコニーに立つモルガンが見切れギリギリな瞬間もあった。ホリプロ、S席の範囲広すぎだよね、良いけどさ……

以下、脚本のモヤモヤポイント(完全にネタバレしてます)

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文京区×刀剣乱舞コラボに行ってきましたレポ

椿山荘の永青文庫観覧付きコラボスイーツプラン、まさかまさかの初日に当選したので行ってきました。いえーい! 

 

観覧まで少し時間があったので、スタンプラリーをしつつパネルも見学。スタンプポイントはそんなに離れてないので、お茶の予定とか無ければ午後だけでも余裕で回れると思います。
全部回らなくても景品はもらえるけど、可能なら全箇所行きたい! スタンプの絵柄すごく可愛いです😊
個人的に行けなかった場所のスタンプがめっちゃ気になるやつなので、また今度ゆっくり回ります(永青文庫また行くし)


さて。

永青文庫⇨椿山荘でお茶というコースでしたが。どちらも入口で予約した人の名前を伝えて入場するタイプでした。
(でもいつでも予約したメール画面を見せられるようにしといた方が安心)

永青文庫の内部は狭いけど、予約制なのでそこまでの混雑ではないです(コロナ前に某春画展に行ったのですが、あれはハンパなかった……あの時の三分の一くらいかな)
タイミングを図ればじっくり鑑賞できる感じ。
刀剣鑑賞ド素人なりですが、何となく刀剣展示の位置が高め?で、ちょっと背伸びして観ました。いろんな時代いろんな刀工の刀剣が並んでるので、刃文の違いが分かって面白いです。
個人的に一番面白かったのは「海賊」。なんか…… 強そうだった!

刀剣も良かったですが、刀装具がめっっっちゃ細かい細工で! すっごく目を凝らして観たけどあれ単眼鏡持ってるひと大正解だと思います。あんな細かいのよく作ったな…… あと、折々に書かれる「護立さんと刀剣エピソード」が強火で良かったです。だいたい初っぱなの「十代のときに母親から(当時の初任給半年分の)小遣い前借りして買いました」が強すぎる。

そして、椿山荘でコラボスイーツをいただいてきました!


かわいい~!
写真にはないけど、最初に冷たいお茶もあります。温かいお茶(椿茶)は後半。
これ最初からけっこう甘いので、シュガーレースは持ち帰っても良いかもです。私はせっかくなので浮かべました。ほんと可愛い。コラボ限定なのもったいない可愛い。

スイーツはどれも美味しいし、展示は素敵だし、雨ですがとても良い午後でした。