ミュージカルDEVIL観劇感想
ミュージカルDEVILを観てきた。
2021年のプレビューコンサートを経ての本公演で、プレビューを観たときの感想を書いてる。
おそらく本来は二幕構成なところを少しの台詞と音楽のみにして(あとおそらく登場人物もカットして)70分ちょいにまとめており、前提としているところが語られなかったり少し説明不足で気持ちが入りきらないところはあった。
いやぁ、全くの見当違いでしたね!
本公演も休憩無し105分、さすがに30分増えてるだけあって途中の展開は分かりやすくなっていたけど、なんかもっと、ジョン・ファウストの周囲の人間関係とかが1幕冒頭で語られると思っていたので。初っ端からブラックマンデーが来るので、勘違いに気付いたけど。
プレビュー以外の前情報を仕入れないで観劇したけど、最低限の下調べはするべきだったかな、とちょっと反省。演出家が変わってるのも観終わってから知った……(プレビュー広崎うらんさん、本公演荻田浩一さん)
プレビューコンサートと本公演は全く別のプロダクションで、異なるコンセプトの公演でした。
そういう私の戸惑いはさておき、楽曲の良さは存分に楽しめる公演でした。特に、マイケル・K・リー、ハン・ジサンのオリジナルキャストの歌は大変刺激的。ところどころ背景映像に字幕のように歌詞が表示されるので、英語詞でも問題なし……
というか、問題なかったのでXblackも韓国語詞で歌っても良かったのでは。
他のメインキャスト、AKANE LIVさんの美しい歌声も良かったし、ジョンとジョンの影の東山光明さん大山真志さんも素晴らしかった。「ジョンの影」という演出の効果はさておき、お二人の歌はとても良かった。ちなみに音楽監督は島健さん。オケの音も格好よかった。
衣装があんまり好みでないのと、X二人の歌唱シーンで毎回天使と悪魔の絵画を表示するのはちょっと、示したいものがあからさますぎてすごく宗教っぽさを感じて居心地が悪かった。この辺あまり良い演出とは思わなかった。
が、雰囲気は良かったしなんと言っても楽曲がかっこいいので。機会あればまた観たい演目だった。